2026年春季神奈川大会2回戦|31試合の予想と結果をまとめて分析

2026年春季神奈川県大会2回戦。

かなマネでは、このラウンドで31試合の勝敗予想を出していました。

当時の集計ページでは、

31試合中27試合的中

的中率87%

としていました。

ただ、今回あらためて保存していたイニングスコアと照合すると、1試合だけ結果表記に食い違いがありました。

関東学院-横浜翠陵について、当時のまとめページでは「関東学院3-0」としていましたが、保存されているイニングスコアでは横浜翠陵3-0関東学院となっています。

実際に横浜翠陵は3回戦へ進んでいるため、この記事ではイニングスコア側の結果を採用します。

そのため、現在確認できる資料で再集計すると、

31試合中26試合的中。

的中率83.9%。

となります。

数字は当時の集計より少し下がりますが、それでも2回戦はかなり高い的中率を残したラウンドでした。

そして中身を見ると、さらに興味深いことがあります。

75%以上をつけた10試合は、すべて的中。

一方で、外れた試合には相模原弥栄70%、向上65%、追浜60%などがありました。

今回は31試合をまとめて振り返りながら、なぜ2回戦は比較的読みやすかったのか、そしてどこで予想がズレたのかを考えてみます。

2回戦の予想と結果

対戦カード かなマネ予想 勝率 結果 判定
生田-鎌倉 鎌倉 55% 生田 7-4 鎌倉 ×
相模原弥栄-鎌倉学園 相模原弥栄 70% 鎌倉学園 3-2 相模原弥栄 ×
関東学院-横浜翠陵 関東学院 60% 横浜翠陵 3-0 関東学院 ×
三浦学苑-百合丘 三浦学苑 75% 三浦学苑 11-0 百合丘 ○
日大-麻溝台 日大 60% 日大 7-2 麻溝台 ○
桐蔭学園-上溝南 桐蔭学園 85% 桐蔭学園 10-0 上溝南 ○
星槎国際湘南-希望ケ丘 星槎国際湘南 65% 星槎国際湘南 8-1 希望ケ丘 ○
橘-旭 橘 - 橘 7-0 旭 ○
川崎北-新羽 川崎北 52% 川崎北 16-1 新羽 ○
相模原-横浜栄 相模原 60% 相模原 10-2 横浜栄 ○
日大藤沢-西湘 日大藤沢 80% 日大藤沢 4-2 西湘 ○
桐光学園-横浜瀬谷 桐光学園 85% 桐光学園 11-2 横浜瀬谷 ○
藤嶺藤沢-大和 藤嶺藤沢 55% 藤嶺藤沢 10-0 大和 ○
横浜隼人-市ケ尾 横浜隼人 65% 横浜隼人 5-0 市ケ尾 ○
住吉-横須賀学院 横須賀学院 58% 横須賀学院 6-2 住吉 ○
立花学園-大磯 立花学園 80% 立花学園 9-2 大磯 ○
横浜商業-金沢 横浜商業 55% 横浜商業 7-5 金沢 ○
慶應藤沢-松陽 慶應藤沢 75% 慶應藤沢 11-4 松陽 ○
港北-藤沢翔陵 藤沢翔陵 55% 藤沢翔陵 4-1 港北 ○
法政二-神奈川大附 法政二 85% 法政二 6-0 神奈川大附 ○
慶應義塾-茅ケ崎北陵 慶應義塾 75% 慶應義塾 6-4 茅ケ崎北陵 ○
山手学院-金井 山手学院 70% 山手学院 8-1 金井 ○
横浜清陵-横浜商大 横浜清陵 55% 横浜清陵 4-1 横浜商大 ○
東海大相模-相模原城山 東海大相模 90% 東海大相模 5-1 相模原城山 ○
光明相模原-相洋 相洋 60% 相洋 4-0 光明相模原 ○
神奈川工業-中大横浜 神奈川工業 55% 神奈川工業 6-4 中大横浜 ○
追浜-旭丘 追浜 60% 旭丘 3-2 追浜 ×
平塚学園-湘南 平塚学園 80% 平塚学園 5-4 湘南 ○
向上-横浜創学館 向上 65% 横浜創学館 8-0 向上 ×
伊志田-川和 川和 62% 川和 10-3 伊志田 ○
湘南学院-武相 武相 55% 武相 8-0 湘南学院 ○

現在確認できる結果で集計すると、

26勝5敗。

的中率83.9%。

2回戦は、春大会全体の中でも比較的予想が機能したラウンドでした。

特に強かった75%以上の予想

2回戦を振り返って、まず目につくのが高勝率をつけたカードの安定感です。

75%以上をつけた試合は10カードありました。

カード 予想 結果
三浦学苑-百合丘 三浦学苑 75% 11-0 ○
桐蔭学園-上溝南 桐蔭学園 85% 10-0 ○
日大藤沢-西湘 日大藤沢 80% 4-2 ○
桐光学園-横浜瀬谷 桐光学園 85% 11-2 ○
立花学園-大磯 立花学園 80% 9-2 ○
慶應藤沢-松陽 慶應藤沢 75% 11-4 ○
法政二-神奈川大附 法政二 85% 6-0 ○
慶應義塾-茅ケ崎北陵 慶應義塾 75% 6-4 ○
東海大相模-相模原城山 東海大相模 90% 5-1 ○
平塚学園-湘南 平塚学園 80% 5-4 ○

10試合中10試合的中。

このラウンドでは、かなり明確に差があると考えたカードについて、勝敗の方向をすべて当てることができました。

これは2回戦の予想で良かった部分です。

ただ、結果の点差まで見ると少し違います。

三浦学苑11-0、桐蔭学園10-0、桐光学園11-2のように大きな差が出た試合もあれば、

平塚学園5-4湘南

慶應義塾6-4茅ケ崎北陵

のように、高い勝率をつけながら実際には競った試合もありました。

ここでも、勝敗の読みやすさと試合の点差は別だと分かります。

90%の東海大相模も5-1だった

このラウンドで最も高い勝率をつけたのは、東海大相模-相模原城山です。

東海大相模90%。

結果は5-1で東海大相模が勝利しました。

勝敗としてはきれいに的中です。

ただ、90%という数字だからといって、必ずコールド級の大差になるわけではありません。

このあたりは、当時の「勝率」という数字が、主にどちらが勝つ可能性を高く見るかを表していたことが分かります。

今後はそこに、得点レンジや試合構造を別軸で持つ方が自然です。

85%の3カードはすべて的中

桐蔭学園。

桐光学園。

法政二。

この3校にはそれぞれ85%をつけていました。

結果は、

桐蔭学園 10-0 上溝南

桐光学園 11-2 横浜瀬谷

法政二 6-0 神奈川大附

です。

3試合とも的中。

しかも、いずれも相手を2点以内に抑えています。

2回戦では、こうした基礎的な戦力差が大きいカードについては、比較的読みやすかったように見えます。

一方で、70%でも外れた

高勝率帯がかなり安定した一方で、その少し下には大きな外れもありました。

代表的なのが、

相模原弥栄-鎌倉学園

です。

かなマネは相模原弥栄70%。

しかし結果は、

鎌倉学園3-2相模原弥栄。

鎌倉学園が勝利しました。

70%まで片方へ寄せた試合なので、単純な五分の予想外れとは少し違います。

ここは当時のチーム評価のズレを考える材料になります。

鎌倉学園は、このあとさらに勝ち上がった

鎌倉学園は2回戦で相模原弥栄を3-2で破ったあと、3回戦では横浜翠陵に11-2。

そして4回戦では横浜と対戦し、3-4。

8回には一度横浜を2-1と逆転するところまで戦いました。

大会全体を後から見ると、2回戦の勝利だけが偶然だったとは考えにくくなります。

つまり、予想を外したというだけではなく、この段階で鎌倉学園の大会内での力を少し低く見積もっていた可能性があります。

現在のかなマネInsightでいう大会構造の評価を考えるうえで、かなり分かりやすい試合です。

最も大きなズレは向上-横浜創学館

結果とのズレが特に大きかったのが、

向上-横浜創学館

です。

かなマネの予想は、

向上65%。

ところが結果は、

横浜創学館8-0向上。

勝敗だけでなく、試合の距離についてもかなり大きく外れました。

そして、この結果は大会が進むほど重要になります。

横浜創学館はそのまま決勝まで進んだ

横浜創学館は向上に8-0で勝ったあと、

3回戦で平塚学園に7-0。

4回戦で川和に10-0。

準々決勝で相洋に4-1。

準決勝で慶應義塾に4-1。

そして決勝まで進みました。

2回戦時点でかなマネは向上を65%で上に置いていました。

しかし大会全体を振り返れば、横浜創学館はこの春を代表する勝ち上がりを見せたチームです。

この2回戦で横浜創学館の力を十分に拾えていなかった。

これは、春大会全体の予想を振り返るうえでも大きな修正点です。

「学校の評価」と「今大会のチーム」を分ける必要がある

向上-横浜創学館の予想から考えられるのは、学校としての過去評価と、今回の大会で実際に見えているチーム力を分ける必要性です。

大会前の情報が少ない段階では、どうしても過去実績や学校としての基礎評価に頼る部分が大きくなります。

ただ、試合が一つ、二つと進めば、今回のチームについての情報が増えてきます。

過去の評価をどこまで残し、新しく得られた試合情報をどこまで上書きするか。

2回戦は、その切り替えを考えるラウンドでもあったように思います。

追浜60%も旭丘が3-2

追浜-旭丘では、かなマネは追浜60%。

結果は旭丘3-2追浜でした。

こちらは1点差。

勝敗は外れましたが、向上-横浜創学館とは少し性質が違います。

60-40程度に見ていたカードが、実際には逆側へ1点差で転んだ。

こうした試合は、予想そのものの大きな崩れというより、接戦帯の不確実性として考える方が自然です。

同じ「外れ」でも、その中身は分けて見る必要があります。

55%前後の試合で大差も生まれた

2回戦で面白いのは、55%程度しか差をつけていないカードでも、実際には大差になった試合があることです。

例えば、

藤嶺藤沢55% → 大和に10-0

武相55% → 湘南学院に8-0

です。

逆に、横浜商業55%は金沢に7-5。

神奈川工業55%も中大横浜に6-4。

こちらは接戦でした。

同じ55%でも試合結果はかなり違います。

つまり、当時の勝率だけでは「どれくらい競るのか」までは十分に表現できていませんでした。

52%の川崎北が16-1

極端なのが川崎北-新羽です。

事前予想は、

川崎北52%。

ほとんど五分です。

ところが結果は、

川崎北16-1新羽。

勝敗自体は的中しましたが、両校の距離感は大きく読み違えています。

この試合は、「予想的中=予想内容が良かった」ではないことを非常に分かりやすく示しています。

勝った学校だけを見れば○。

でも試合の読みとしては、かなり修正の余地があります。

平塚学園80%でも5-4

逆方向の例が、平塚学園-湘南です。

かなマネは平塚学園80%。

結果は平塚学園の勝利。

ただしスコアは5-4でした。

勝敗評価としては高く見て正解。

しかし試合そのものは1点差。

これも、

勝敗確率

と、

試合が接戦になる確率

を分けて考える必要性につながります。

2回戦は「誰が勝つか」は読めても「どう勝つか」は別だった

2回戦は全体として高い的中率でした。

特に75%以上の本命は10戦全勝。

その意味では、当時の基礎的な戦力評価はかなり機能しています。

一方で、

52%で16-1。

55%で10-0。

80%で5-4。

という結果もありました。

ここから見えるのは、

「どちらが勝つか」と「どんな試合になるか」は別の予想

だということです。

現在のかなマネInsightで振り返ると

現在のかなマネInsightでは、こうした違いを整理するため、単純な戦力評価だけでなく複数の視点を分けて考えています。

まず大会構造。

その学校が、今回の大会の中でどのくらいの水準にいるのか。

そして試合構造。

その力が、今回の相手に対してどのように働くのか。

さらに、試合の中では、

得点変換力

試合距離維持力

再アンロック力

投手役割可変性

などを必要に応じて見ています。

もちろん、これは当時の予想を現在の理論に書き換えるという意味ではありません。

当時の予想は、そのまま記録として残します。

そのうえで、なぜ当時の予想にズレが生まれたのかを、現在の視点から検証するために使っています。

2回戦から特に見えた3つのこと

31試合を振り返ると、大きく3つのことが見えてきます。

1つ目は、高い確率を置ける明確な本命はかなり機能したこと。

75%以上の10試合は10勝0敗。

戦力差が大きいと判断できたカードでは、当時の評価がかなり安定していました。

2つ目は、中間帯ではチーム評価の更新が重要だったこと。

相模原弥栄70%、向上65%、追浜60%などを外しています。

特に鎌倉学園や横浜創学館は、その後も勝ち上がりました。

大会が進むにつれて、事前評価より実際の試合内容を重くする必要がありました。

3つ目は、勝率だけでは試合展開を表せなかったこと。

52%でも16-1。

80%でも5-4。

勝敗確率と接戦度、得点レンジは別々に持った方が試合の読みとして分かりやすくなります。

3回戦へ向けて評価を更新する必要があった

2回戦が終わると、各校について少なくとも一つ、二つの県大会の実戦結果が揃ってきます。

ここからは大会前の評価だけではなく、実際の勝ち方を見て評価を更新できます。

例えば横浜創学館。

向上に8-0。

この結果を3回戦の予想にどの程度反映するか。

鎌倉学園も相模原弥栄に3-2。

接戦を勝ち抜いたことを次戦でどう評価するか。

逆に、高い評価で勝ったチームでも内容が接戦なら、その点も残しておく。

大会前の評価から、大会中の評価へ。

2回戦は、その切り替えが始まるタイミングだったように思います。

この2回戦から見えたこと

2回戦は、現在確認できる資料では、

26勝5敗。

的中率83.9%。

かなり高い数字でした。

特に75%以上の本命をすべて当てられたことは、当時の基礎評価が一定程度機能していたことを示しています。

ただ、この記事で一番大切なのは83.9%という数字だけではありません。

横浜創学館を65%で負け予想にして8-0。

鎌倉学園を30%側と見ながら3-2で勝たれる。

52%の川崎北が16-1。

80%の平塚学園が5-4。

こうした試合を並べると、勝敗予想の○×だけでは分からないものが見えてきます。

どちらが勝つのか。

どれくらい差があるのか。

どんな試合になりやすいのか。

そのチームの強さは今回の相手にも再現されるのか。

これらは、似ているようで別の問いです。

春大会2回戦を振り返ると、かなマネの予想は「勝つ学校を選ぶ」という部分ではかなり機能しました。

その一方で、現在のかなマネInsightにつながる「なぜ勝つのか」「どの試合構造なら勝つのか」という部分には、まだ細かくできる余地がありました。

そして、そのズレが3回戦以降の試合を見ていくための大切な研究材料になったと思います。