2026年春季神奈川大会|ベスト16予想を振り返る

2026年春季神奈川県大会では、大会序盤の段階でベスト16進出校を16校予想していました。

結果を振り返ると、

16校中9校的中。

的中率56.3%。

でした。

勝敗予想とは少し違い、ベスト16予想では一つの試合だけではなく、そこまでの組み合わせを含めて「どの学校がこのブロックを抜けるか」を見ています。

そのため、今回の振り返りでは単純な9勝7敗ではなく、どのブロックを読めて、どのブロックで大会前の評価と実際のチーム力にズレがあったのかを見ていきます。

事前に予想していたベスト16

ブロック ベスト16予想 実際のベスト16 判定
左上 横浜 横浜 ○
左上 相模原弥栄 鎌倉学園 ×
左上 三浦学苑 三浦学苑 ○
左上 桐蔭学園 桐蔭学園 ○
左下 橘 橘 ○
左下 日大藤沢 日大藤沢 ○
左下 桐光学園 桐光学園 ○
左下 横須賀学院 横浜隼人 ×
右上 立花学園 立花学園 ○
右上 慶應藤沢 藤沢翔陵 ×
右上 法政二 慶應義塾 ×
右上 山手学院 横浜清陵 ×
右下 東海大相模 相洋 ×
右下 神奈川工業 神奈川工業 ○
右下 向上 横浜創学館 ×
右下 川和 川和 ○

的中:9校/16校

的中率:56.3%

左上ブロックは3校的中

左上ブロックでは、

横浜

三浦学苑

桐蔭学園

の3校を的中できました。

外したのは、相模原弥栄を置いていた枠です。

実際にベスト16へ進んだのは鎌倉学園でした。

鎌倉学園は1回戦で鶴嶺に7-0。

2回戦では、かなマネが70%で上に見ていた相模原弥栄を3-2で破っています。

さらに3回戦では横浜翠陵に11-2。

その後の4回戦でも横浜と4-3の接戦を演じました。

大会全体から振り返ると、鎌倉学園はこの春にかなり高い競争力を持っていました。

ベスト16予想の段階では、その力を十分に拾えていなかった。

ここは一つの大きな修正点です。

左下ブロックは3校的中

左下ブロックでは、

橘

日大藤沢

桐光学園

の3校が予想通りベスト16へ進みました。

外したのは横須賀学院を予想していた枠。

実際に勝ち上がったのは横浜隼人でした。

3回戦で横浜隼人は横須賀学院に2-0で勝利。

この枠については、大きな力の差を読み違えたというより、直接対決で横浜隼人が上回った形です。

その後、横浜隼人は4回戦で桐光学園に0-10で敗れています。

そのため、ベスト16級という大会全体の位置より、横須賀学院と横浜隼人の直接対決を読み違えたと考えた方が自然です。

最も苦戦した右上ブロック

4ブロックの中で最も大きく外したのが右上ブロックでした。

的中したのは立花学園のみ。

予想していた、

慶應藤沢

法政二

山手学院

はベスト16へ届きませんでした。

実際に勝ち上がったのは、

藤沢翔陵

慶應義塾

横浜清陵

です。

このブロックは、今回のベスト16予想を考えるうえでかなり重要です。

慶應藤沢を71%まで上に見ていた

特に大きなズレがあったのが、慶應藤沢-藤沢翔陵です。

3回戦の勝敗予想では、

慶應藤沢71%

まで上に置いていました。

しかし結果は、

藤沢翔陵8-1慶應藤沢。

勝敗だけでなく、試合の距離も大きく逆へ動きました。

ベスト16予想でも慶應藤沢を選んでいたため、このカードについては大会前の評価から3回戦の直前まで、かなマネが一貫して慶應藤沢を高く見ていたことになります。

つまり、一試合の予想外れではなく、チーム評価そのものにズレがあった可能性が高い。

こうした試合は、予想モデルを修正するうえでかなり重要です。

法政二ではなく慶應義塾

もう一つが、法政二をベスト16と予想していた枠です。

実際には慶應義塾が勝ち上がりました。

3回戦では、

慶應義塾7-3法政二

です。

かなマネも3回戦直前には慶應義塾57%と予想を修正し、勝敗自体は的中しています。

これは興味深い例です。

大会前のベスト16予想では法政二。

しかし実際の試合が進んだ段階では慶應義塾へ評価を変更。

そしてその修正が当たりました。

大会前の評価に固定せず、途中の情報から予想を更新できた例と考えられます。

山手学院ではなく横浜清陵

山手学院の枠も外れました。

実際にベスト16へ進んだのは横浜清陵です。

3回戦では、かなマネもかなり迷って、

横浜清陵55%

と予想しました。

結果は横浜清陵6-5山手学院。

1点差です。

このカードも、ベスト16予想を出した時点では山手学院を上に見ていましたが、試合直前には横浜清陵へ評価を変更しています。

そして実際にも横浜清陵が1点差で勝利しました。

ここからも、大会中に得た情報を使って評価を更新することの重要性が見えてきます。

右下では東海大相模と向上を外した

右下ブロックでは、

神奈川工業

川和

を的中。

一方、

東海大相模

向上

を外しました。

実際に進出したのは、

相洋

横浜創学館

でした。

この2校は、その後の大会まで考えると特に重要です。

東海大相模ではなく相洋

ベスト16予想では東海大相模を選択。

さらに3回戦直前の勝敗予想でも、

東海大相模74%

とかなり高く評価していました。

しかし実際は、

相洋2-0東海大相模。

相洋が勝利しました。

そして相洋は4回戦で神奈川工業を11-0。

準々決勝まで進んでいます。

大会全体を振り返ると、相洋の勝利は一試合だけの偶然とは考えにくいです。

東海大相模という学校の基礎評価を重くしすぎ、今大会の相洋を低く見積もっていた。

この可能性を考える必要があります。

向上ではなく横浜創学館

今回のベスト16予想で、後から振り返って最も大きなズレの一つがこの枠です。

事前予想では向上。

しかし2回戦で、横浜創学館が向上を8-0で破りました。

さらに、

3回戦 平塚学園に7-0。

4回戦 川和に10-0。

準々決勝 相洋に4-1。

準決勝 慶應義塾に4-1。

そして決勝まで進出しました。

つまり横浜創学館は、単にベスト16へ入っただけではありません。

この大会で準優勝したチームを、ベスト16予想の段階では拾えていなかった。

これは非常に大きな振り返りポイントです。

横浜創学館をなぜ拾えなかったのか

ここは予想方法そのものを考える必要があります。

大会前の段階では、どうしても過去実績やそれまでの学校評価が大きな材料になります。

そのため向上を上に置く判断にも理由はありました。

ただ、実際の大会では横浜創学館が明確に強い内容を続けました。

問題は、最初から横浜創学館を当てられなかったことだけではありません。

どのタイミングで「事前評価を捨てて、今回のチームを評価し直すか」

です。

実際、2回戦の向上戦で8-0。

この結果が出た時点で、評価を大きく上方修正する必要がありました。

大会型の予想では、こうした評価更新の速度もかなり重要だと思います。

川和は予想通りベスト16へ

右下ブロックでは川和をベスト16と予想。

画像でも、

「ただし武相と接戦」

としていました。

実際の3回戦は、

川和3-1武相。

川和が勝利しました。

この枠については、かなり良い読みだったと思います。

武相との競った試合になる可能性を残しながら、それでも川和をベスト16側に置いた。

結果も2点差。

勝者だけでなく、ブロック内の競争関係も比較的近く見られていた例です。

神奈川工業も的中

神奈川工業も予想通りベスト16へ進出しました。

ただ、3回戦の勝敗予想では旭丘54%としており、この試合単体では予想を外しています。

結果は神奈川工業7-3旭丘。

つまり、

ベスト16予想では神奈川工業。

直前予想では旭丘。

という逆転が起きています。

これは、評価更新が必ず正しい方向へ働くわけではないことを示しています。

新しい情報を入れることは重要。

でも、直近結果に引っ張られすぎて元々持っていた評価を消してしまう危険もあります。

ブロック別に見ると

ブロック 的中 成績
左上 横浜、三浦学苑、桐蔭学園 3/4
左下 橘、日大藤沢、桐光学園 3/4
右上 立花学園 1/4
右下 神奈川工業、川和 2/4

こうして見ると、かなり偏りがあります。

左側は6/8。

右側は3/8。

特に右上ブロックを大きく読み違えました。

ベスト16予想全体の的中率を下げた最大の要因は、この右上ブロックです。

「有力校を並べる」だけではベスト16は読めない

今回のベスト16予想を振り返ると、かなり重要なことが見えてきます。

大会前に学校を評価するときには、どうしても、

過去の成績。

学校としての実績。

これまでの印象。

といったものが材料になります。

でも、トーナメントで知りたいのは単純な学校ランキングではありません。

その学校が、このブロックを実際に抜けられるか。

です。

東海大相模が強い学校であっても、相洋との直接対決を突破できなければベスト16には入りません。

向上を高く評価していても、横浜創学館との試合構造で上回れなければ同じです。

ここに、大会構造だけではなく試合構造を見る必要性があります。

現在のかなマネInsightで振り返ると

現在のかなマネInsightでは、こうした大会予想を二つに分けて考えています。

一つは大会構造。

その学校が県大会全体の中でどの水準にいるのか。

もう一つは試合構造。

その力が今回の相手との対戦でどう機能するのか。

今回のベスト16予想では、前者を比較的強く使っていたように見えます。

その結果、

東海大相模。

向上。

慶應藤沢。

などを高く評価しました。

しかし実際には、相洋、横浜創学館、藤沢翔陵が勝ち上がりました。

大会内での位置だけではなく、その相手に対してどう戦えるか。

ここまで見る必要があったことが分かります。

予想を外した7校にも種類がある

外した7枠を、すべて同じ「外れ」と考える必要はありません。

横須賀学院-横浜隼人のように、直接対決が2-0だったもの。

山手学院-横浜清陵のように、6-5だったもの。

このあたりは本当に接戦です。

一方、

慶應藤沢1-8藤沢翔陵

向上0-8横浜創学館

のように、想定とはかなり大きく違ったカードもあります。

さらに東海大相模-相洋のように、その後も相洋が勝ち上がった例もあります。

つまり、外れたときには、

五分の試合が逆へ転んだのか。

試合相性を読み違えたのか。

チーム評価そのものが低かったのか。

まで分けて見る必要があります。

このベスト16予想から見えたこと

最終的な結果は、

9校的中/16校。

的中率56.3%。

数字だけなら、決して高い精度ではありません。

ただ、この予想を大会終了後に振り返る意味はかなり大きいです。

横浜、三浦学苑、桐蔭学園、橘、日大藤沢、桐光学園、立花学園、神奈川工業、川和。

この9校は拾えました。

一方で、

鎌倉学園。

横浜隼人。

藤沢翔陵。

慶應義塾。

横浜清陵。

相洋。

横浜創学館。

を拾えませんでした。

特に横浜創学館は、そのまま決勝へ。

相洋もベスト8。

鎌倉学園も横浜を最後まで追い詰めました。

つまり、外した学校の中には、大会の中でかなり重要な存在になったチームが複数ありました。

ここから一番大きく感じるのは、

大会前の予想は「完成した評価」ではなく、最初の仮説として持つ方がいい

ということです。

試合が一つ終わる。

そこで新しい情報が増える。

次の試合で評価を更新する。

ただし、直近の結果だけに引っ張られすぎない。

こうして大会全体を追いながら予想を更新していく。

現在のかなマネInsightが少量のデータを構造化しながら読む方向へ進んだ理由を考えるうえでも、このベスト16予想はかなり大切な記録だったと思います。

16校を当てることだけが目的ではなく、なぜその学校を選び、なぜ外れたのかを次へ残す。

この振り返りまで含めて、春大会の予想を次の大会へつなげていきます。