4回戦を振り返る|7勝1敗、ベスト8で見えた「得点の中身」【2026秋季神奈川県大会】

秋大会

2026年秋季神奈川県大会は4回戦まで終了し、ベスト8が出そろいました。

4回戦の予想は8試合中7試合的中、的中率87.5%。A・Bとした4試合はすべて的中し、1回戦からの通算は58勝15敗、79.5%となりました。

3回戦までは、先に得点できるか、一度止められても別の回で追加点を取れるかといったところを見てきました。

4回戦では、ボックススコアや試合経過まで確認したことで、もう一つ気になった部分があります。

それが、作ったチャンスをどれだけ得点につなげられたかです。

先制した学校が優位に進めた4回戦

4回戦では、勝った8校のうち7校が先にリードしました。

特に東海大相模-向上は、その差が分かりやすく出た試合でした。

向上も初回に先頭打者が出塁し、送りバントで得点圏まで進めています。しかし得点にはつながりませんでした。

対する東海大相模は初回の好機から2点を取り、2回にも2点を追加。序盤で4-0としました。

向上は日大藤沢戦で、先に得点して接戦へ持ち込む強さを見せていました。

今回は逆に東海大相模が先に試合を進めたことで、向上がこれまで見せてきた展開に持ち込ませませんでした。

一方で、先制されても勝ったのが鎌倉学園です。

住吉に初回2点を取られると、その裏にすぐ2点。3回に再び勝ち越されても、その裏に4点を返しました。

鎌学は今大会、リードを許してもその後の攻撃で取り返す試合が続いています。

単に先制できるかだけではなく、失点した直後にどう攻撃できるかも、上位では大きくなってきています。

同じように走者を出しても、得点には大きな差が出る

4回戦で特に印象的だったのが横浜-横浜商大です。

横浜は10安打で10得点。一方の横浜商大も8安打を放っていますが、得点は1点でした。

横浜は安打だけでなく6四球を得ているのに対し、横浜投手陣は四球を一つも与えていません。

さらに横浜は、初回に安打から送りバント、適時二塁打で先制。2回には二死から打線をつなぎ、3回にも追加点を奪いました。

横浜商大にも走者を出す場面はありましたが、走塁死や併殺もあり、得点を広げられませんでした。

ここを見ると、安打数だけでは攻撃の差は分かりません。

走者を出すことと、その走者を得点まで返すことは別に考えた方がよさそうです。

これは準々決勝を見るうえでも意識したいところです。

桐蔭学園は湘南の攻撃を止めた

桐蔭学園-湘南は、4回戦でも特に迷ったカードでした。

湘南は横浜商、相模原弥栄を相手に2試合連続10得点。しかも一度の大量得点だけではなく、複数の回で得点を重ねていました。

その湘南を桐蔭学園が5-0で完封しました。

湘南は初回に一死一、三塁、3回にも二死一、二塁と走者を進めています。

しかし桐蔭先発の小角がそこを抑えると、その後は湘南に連続して走者を出される場面をほとんど作らせませんでした。

小角は8回2/3を3安打無失点。最後は野口が締めています。

湘南の攻撃を高く見たこと自体よりも、桐蔭の投手力がそれを上回った試合と見る方が自然だと思います。

準々決勝へ向けては、桐蔭の5得点以上に、ここまで続いている守備の安定感を注目したいです。

東海大相模と平塚学園は投手内容も強かった

東海大相模は向上に5-2。

先発の小寺は9回を5安打、9奪三振、1四球で投げ切りました。2失点しましたが自責点は0です。

一方、打線は14安打を放っています。

5得点なので安打数ほど点にはつながりませんでしたが、投手側にはかなり強い内容が残りました。

平塚学園-横浜隼人も、最終的には延長10回の6-3でしたが、試合全体を見ると少し印象が変わります。

平学は11安打、隼人は4安打。

二村は10回を4安打に抑え、9回に追いつかれた2点には守備の乱れも絡みました。

それでも同点とされた直後の延長10回に3点を取り返しています。

隼人が最後まで粘ったことは間違いありませんが、平学も接戦になったときの強さを改めて見せました。

外した横浜創学館-武相

4回戦で唯一外したのが横浜創学館-武相です。

予想は横浜創学館でしたが、結果は武相が13-4で勝利しました。

この試合は、4回戦で最も予想との違いが大きかったカードです。

武相が初回に2点を先制したあと、創学館が4回に2-2へ追いつきました。

ここから武相は5回に2点、6回にも3点。

創学館が反撃したあとにも、すぐ得点を重ねています。

予想では、創学館が立花学園戦で追いつかれた直後に勝ち越したことを評価しました。

ところが今回は、その形を武相の方がより強く見せました。

武相は17安打。創学館にも11安打は出ていますが、得点は4点にとどまりました。

ここでも、単純に安打を重ねるだけではなく、好機を得点までつなげる差が出ています。

武相がここまで見せていた5得点、4得点という数字から、攻撃を少し低く見すぎていた部分は見直したいです。

4回戦を終えて

4回戦は7勝1敗、的中率87.5%。

3回戦まで見てきた、先に得点することや、別の回でも追加点を取ることは、今回も勝敗に大きく関わっていました。

そこにボックススコアを加えると、さらに重要なのが、作った走者をどこまで得点につなげられたかだと見えてきます。

横浜のように安打数以上に得点を伸ばした学校もあれば、東海大相模のように多くの安打を放ちながら得点は5点だった学校もあります。

同じ得点数、同じ安打数でも、その中身はかなり違います。

準々決勝では、単純な得点・失点だけでなく、先に試合を進められるか、別の回でも追加点を取れるか、そして作った好機を実際の得点につなげられるかまで見ながら予想していきます。

ベスト8では、これまで以上に相手の力も上がります。

4回戦までの勝ち方が、次の相手にも通用するのか。

準々決勝の4試合も見ていきたいと思います。

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