2026秋・川崎/横浜北地区|県大会出場争いを分析

秋大会

2026年秋季神奈川大会の地区予選。今回は川崎・横浜北地区を見ていきます。

秋は新チームになって最初の公式戦です。そこで今回は、

近年の秋予選での実績や安定感
→ 2026年夏の結果や戦いぶり
→ 夏に経験した選手が新チームにどれだけ残るか
→ 今回の組み合わせ

という順番で各ブロックを整理しました。

特に重視したのは、単純に「1・2年生が何人残るか」ではありません。

夏のチームを支えた投手、捕手、二遊間、中軸などを下級生がどれだけ経験していたのか。

そこまで見ながら、県大会出場争いを考えています。

記号の見方

記号意味
◎1位通過の軸
○県大会出場圏として見る学校
▲県大会出場争いの対抗候補

記号は学校そのものの評価ではなく、今回の組み合わせにおける勝ち上がりの見立てを表しています。

また、○が2校並んでいるブロックは、現時点では1位・2位まで分けず、2校を県大会出場圏に置いています。

川崎・横浜北地区の組み合わせと見立て

ブロック組み合わせ見立て
A連合②(大師・鶴見総合)/横浜翠嵐/浅野/法政二◎法政二 ○浅野 ▲横浜翠嵐
B住吉/向の岡工業/荏田/連合①(生田東・高津)◎荏田 ○住吉
C川崎北/中大横浜/県川崎/生田◎川崎北 ○中大横浜 ▲生田
D日本大学/岸根/横浜サイエンスフロンティア/川崎総合科学◎日本大学 ○川崎総合科学
E慶應義塾/サレジオ学院/城郷/元石川◎慶應義塾 ○元石川 ▲城郷
F川崎工科/新城/東/鶴見大附◎川崎工科 ○鶴見大附
G港北/菅/森村学園/新羽○港北 ○新羽
H桐蔭学園/神奈川大附/霧が丘/橘学苑◎桐蔭学園 ○橘学苑 ▲神奈川大附
I武相/横浜翠陵/百合丘/市ケ尾○武相 ○市ケ尾
J桐光学園/市川崎/多摩/幸◎桐光学園 ○多摩
K川和/麻生/新栄/白山◎川和 ○白山
L神奈川工業/橘/鶴見○橘 ▲神奈川工業

Aブロック|法政二が軸、浅野を2枠目の本線に

法政二を1位通過の軸に置きます。

2025年秋は県大会準優勝。2026年夏も4回戦まで進み、関東学院を相手に最後まで大きく離されずに戦いました。

近年の秋の実績と夏の結果を合わせれば、このブロックでは一歩上に見ます。

2枠目の本線は浅野です。

夏は伊志田との接戦で敗れましたが、二桁安打を記録し、終盤にも得点を重ねました。

さらに新チームにも、夏の打線や内野を経験した下級生が複数残ります。

捕手など新しく作る部分はありますが、夏に得点を生んだ打線の一部を新チームでも引き継げる点を評価します。

横浜翠嵐も県大会出場争いに入る候補ですが、現時点では浅野を一歩上に見ます。

Bブロック|昨秋ベスト16の荏田を中心に

荏田を1位通過の軸に置きます。

2024年秋は地区3戦全勝。2025年秋も3戦全勝で県大会へ進み、県ベスト16まで勝ち上がりました。

新チームになっても秋に結果を残してきた近年の実績は、このブロックでは大きな材料です。

2026年夏も慶應藤沢に勝利。続く横浜商戦では敗れましたが、打線は多くの安打を記録しました。

2枠目では住吉を県大会出場圏に置きます。

住吉も2024年秋に3戦全勝で1位通過。2026年夏にも勝利を挙げています。

近年の秋で結果を残している荏田と住吉を中心とした2枠争いと見ます。

Cブロック|川崎北を軸、生田も追う

川崎北を1位通過の軸に見ます。

2023年、2025年秋に地区1位。2026年夏も初戦で大勝しています。

続く鎌倉学園戦では敗れましたが、相手はその後も勝ち上がっており、この一戦だけで評価を大きく下げる必要はないと見ています。

2枠目では中大横浜を本線に置きます。

2025年秋に県大会へ進み、2026年夏も初戦を大差で突破。近年の秋実績と直近の結果の両方があります。

一方、生田も対抗候補です。

夏は最終的に点差を広げられましたが、試合終盤に入るまで僅差で競りました。

長い時間、相手に大きく離されずに戦えたことは、新チームを考えるうえでも確認しておきたい材料です。

Dブロック|日本大学を明確な1位候補に

日本大学が1位通過の軸です。

2023年、2024年、2025年と3年連続で秋地区予選1位。

2026年夏も相模原と延長まで競り合いました。

毎年選手が入れ替わる秋予選で継続して結果を残していることを高く評価します。

2枠目は川崎総合科学。

夏は金沢総合との接戦で惜しくも敗れました。

主戦投手、捕手、遊撃は卒業しますが、内野や外野には夏を経験した下級生が複数残ります。

夏のチームをそのまま引き継ぐわけではありませんが、野手には一定の経験が残るため、県大会出場圏に置きます。

Eブロック|慶應義塾が軸、2枠目は接戦

慶應義塾を1位通過の軸に置きます。

2026年春は地区予選を全勝で突破し、県大会ベスト8。夏もベスト4まで進みました。

直近の結果を考えれば、このブロックでは中心として見やすい存在です。

2枠目の本線は元石川。

2026年春に地区予選を突破しており、新チームを見る前の基準としては一歩上に置きます。

ただ、城郷も気になります。

夏は初戦で大量得点を記録し、続く横浜緑ケ丘戦でも終盤まで勝敗の分からない試合を作りました。

春の結果では元石川、夏の戦いぶりでは城郷にも好材料があります。

現時点では元石川を県大会出場圏、城郷を対抗候補として見ます。

Fブロック|川崎工科は夏の経験を生かせるか

川崎工科を1位通過の軸に置きます。

2026年夏は2試合を勝ち上がり、4回戦では市ケ尾とも終盤まで戦いました。

さらに大きいのが、新チームに夏の経験者が多く残ることです。

投手、捕手、遊撃、中堅、右翼など、守備の重要な位置を下級生が夏から経験しています。

夏に勝ち上がったチームの中心部分を、新チームでもある程度引き継げる点は大きな材料です。

鶴見大附は2023年から2025年まで3年連続で秋の県大会へ進出。

近年の秋の安定感ではこちらも高く評価できます。

今回は、夏に経験した選手の残り方を加味して川崎工科を1位候補、鶴見大附を2枠目の本線として見ます。

Gブロック|港北と新羽は順位を分けない

ここは1位・2位まで無理に分けません。

港北は2024年、2025年と秋の県大会へ進出。

2026年夏も複数試合を勝ち上がり、湘南との接戦をものにしました。

近年の秋で安定して結果を残している点を評価します。

一方の新羽は、2025年秋は結果を残せなかったものの、2026年春に県大会へ進出。夏も2試合を勝って4回戦まで進みました。

さらに夏のチームには下級生が多く、捕手や中堅、一塁などを経験した選手が新チームにも残ります。

エースや内野の一部は卒業しますが、夏に勝ったチームの野手を比較的多く残せる点は魅力です。

近年の秋で安定する港北と、2026年に入って結果を伸ばしている新羽。

現時点では2校をともに県大会出場圏に置きます。

Hブロック|桐蔭学園を軸、2枠目は新チーム次第

桐蔭学園が1位通過の軸です。

2023年から2025年まで秋地区予選3年連続1位。2026年夏もベスト8まで進みました。

1枠目については、このブロックでは明確に中心として見ます。

難しいのは2枠目。

橘学苑は夏、横須賀総合との打ち合いで終盤に追いつく粘りを見せました。

神奈川大附も夏の初戦で二桁安打を記録し、一度離されながら追いつく展開を作っています。

ただし、両校とも夏の中心を担った3年生が多く卒業します。

橘学苑には投手や内野に夏を経験した下級生が残り、神奈川大附は夏の先発から残る選手が比較的少なくなります。

そのため現時点では、橘学苑を2枠目の本線、神奈川大附を対抗候補として見ます。

この2枠目は、新チームになって大きく評価が動く可能性があります。

Iブロック|武相と市ケ尾、どちらにも強い材料

ここも1位・2位まで分けません。

武相は近年の秋で安定しています。

2023年秋は県4回戦、2024年秋は県ベスト8、2025年秋も県大会で複数試合を勝ち上がりました。

秋に新チームを作って結果を残す安定感があります。

一方、市ケ尾は2026年夏ベスト8。

相洋との接戦を制し、横浜氷取沢、川和にも勝利しました。

さらに市ケ尾も近年続けて秋の県大会へ進んでいます。

近年の秋では武相、2026年夏の結果では市ケ尾。

どちらにも十分な材料があるため、現時点では2校とも県大会出場圏として見ます。

Jブロック|桐光学園が軸、多摩の新チームに注目

桐光学園を1位通過の軸に置きます。

2023年から2025年まで秋地区予選3年連続1位。2026年夏も準優勝しました。

このブロックでは明確な中心です。

2枠目は多摩。

2026年夏は厚木北、大和を破って4回戦へ進みました。

さらに夏のチームでは、上位打線や遊撃、中堅などに下級生が多く出場し、投手にも公式戦を経験した選手が残ります。

主戦投手や捕手は卒業しますが、夏に勝ち上がったチームの野手を比較的多く引き継げる点を評価します。

新チームで夏の経験をどこまで生かせるか、注目したい学校です。

Kブロック|川和を軸、白山の秋実績を評価

川和を1位通過の軸に見ます。

2023年から2025年まで3年連続で秋の県大会へ進出。

2026年夏も5回戦まで勝ち上がり、接戦を複数ものにしました。

近年の秋と2026年夏の両方で、このブロックでは中心として見ます。

2枠目は白山。

白山も、

2023年秋1位
2024年秋2位
2025年秋2位

と、3年連続で県大会へ進んでいます。

夏は初戦敗退でしたが、秋予選で毎年結果を残している安定感は無視できません。

現時点では川和と白山を県大会出場の本線に置きます。

Lブロック|1枠を橘と神奈川工業が争う

Lブロックは県大会へ進めるのが1校だけです。

その本線は橘。

2023年から2025年まで3年連続で秋の県大会へ進み、2025年秋には県ベスト8まで勝ち上がりました。

2026年夏も磯子工業を相手に終盤までリードしており、敗戦だけで大きく評価を下げる内容ではありませんでした。

一方、神奈川工業にも注目しています。

夏のチームから、捕手、一塁、中堅、両翼など複数の下級生が新チームに残ります。

投手や二遊間は新しく作る必要がありますが、野手には夏を経験した選手が多く残ります。

さらに直近2年は秋地区予選を突破。

近年の秋で安定する橘を本線に置きながら、夏の経験者が残る神奈川工業を対抗候補として見ます。

川崎・横浜北地区で特に注目したい学校

今回、特に新チームを見てみたいのは荏田、川崎工科、新羽、多摩です。

荏田は昨秋県ベスト16まで進み、近年の秋予選でも安定。夏も勝利を挙げており、新チームでも秋の強さを続けられるか注目です。

川崎工科は、夏に4回戦まで進んだチームから投手、捕手、遊撃、中堅など重要な位置の経験者が残ります。

新羽は春から夏にかけて結果を伸ばし、夏に出場した下級生も多く残ります。

多摩も夏に複数試合を勝ち上がり、打線や守備に下級生の経験者が多いチームです。

夏に得た経験が、新チームでも結果につながるのか。地区予選で確認したい4校です。

現時点で見る県大会出場23校

A|法政二、浅野
B|荏田、住吉
C|川崎北、中大横浜
D|日本大学、川崎総合科学
E|慶應義塾、元石川
F|川崎工科、鶴見大附
G|港北、新羽
H|桐蔭学園、橘学苑
I|武相、市ケ尾
J|桐光学園、多摩
K|川和、白山
L|橘

秋は新チーム最初の公式戦です。今回の見立てと実際の結果の違いも含めて、2026年秋に新しく見えてくる学校を追っていきます。

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