予想を外して見えた、守備の安定と攻撃の差
1. 予想の根拠
かなマネ予想では、白山を優勢に見ていました。
理由は、春時点での両チームの見え方です。白山は川崎総合科学を相手に0-2で粘った試合があり、守備で試合を作れるチームだと見ていました。一方の逗子開成は、春に横浜清陵戦で12失点、横浜瀬谷戦で9失点しており、失点リスクを高めに見ていました。
つまり予想段階では、「どちらが先に投手・守備面で崩れるか」を見ていました。春の内容からは、逗子開成の方が崩れる可能性が高いと考え、白山が主導権を取る展開を想定していました。
しかし実際には、逗子開成が9-2で7回コールド勝ち。結果的に崩れたのは白山でした。
2. 逗子開成の守備
この試合で大きかったのは、逗子開成が守備で崩れなかったことです。
逗子開成は無失策。白山が6失策で苦しんだのに対して、逗子開成は守備から試合を乱しませんでした。ここが、まず大きな差でした。
投げては江投手が7回を投げて、4安打2失点、7奪三振。四死球は5つありましたが、要所で白山の反撃を止めました。
白山も攻撃の形がなかったわけではありません。5回には川村選手の四球から送りバントで走者を進め、田村選手の三塁打、山本選手の適時打で2点を返しました。さらに6回にも茅野選手の三塁打でチャンスを作っています。
ただ、逗子開成はここで大きく崩れませんでした。守備でミスを出さず、江投手が踏ん張ったことで、白山の反撃を長く続けさせませんでした。

3. 逗子開成の攻撃
比較表を見ると、逗子開成が白山守備にかなり負担をかけ続けていたことが分かります。
四死球は両チームとも5つで同じでした。ただ、安打は白山の4本に対して、逗子開成は10本。さらに逗子開成は5犠打、3盗塁を絡めて、出した走者を次の塁へ進める攻撃ができていました。
三振数にも差が出ています。白山が7三振だったのに対して、逗子開成は3三振。逗子開成は簡単に打席を終わらせず、打球を前に飛ばし続けました。
3回裏は、死球で出た走者を犠打とゴロで三塁まで進め、福本選手の適時打で先制。その後も四球、内野安打、神原選手の内野強襲安打で追加点を取りました。
4回は連続失策からゴロで1点。5回も白山が2点を返した直後に、バント処理のミスを絡めて1点を取り返しました。そして6回裏には、安打、犠打失策、送りバント、犠飛、盗塁、適時打とつなげて一気に4点を奪いました。
白山の失策6はもちろん重く響きました。ただ、逗子開成がそのミスを得点につなげるだけの攻撃をしていたことも見逃せません。走者を出し、送り、走り、内野に打球を作り続けた。その積み重ねが、白山守備を苦しくしました。
4. まとめ
この試合は、逗子開成の守備の安定と、白山守備に負担をかけ続けた攻撃がかみ合った試合でした。
予想では、春の失点内容から逗子開成の方に崩れるリスクを見ていました。しかし実際には、逗子開成は江投手が試合を作り、守備も無失策。反対に白山は、内野ゴロやバント処理の場面で失策が重なりました。
白山にとっては、失策6が痛い敗戦でした。ただ、逗子開成はただ相手のミスを待っていたわけではありません。10安打、5犠打、3盗塁、三振3という内容で、走者を置いてから白山守備に何度も処理を迫りました。
予想は外れましたが、この試合で見直すべきなのは逗子開成の安定感です。
逗子開成は、崩れる側ではなく、相手を崩させる側に回った。
そこが、9-2という結果につながった一番大きな理由だったと思います。
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