2026年8月20日、夏の甲子園準決勝で、智弁和歌山(和歌山)と横浜(神奈川)が対戦しました。
このページは、試合前に公開した予想をもとに、結果と試合内容を加えて再構成したものです。
当時は横浜を本命とし、5-3を中心に予想しました。実際は智弁和歌山が7-1で勝利。横浜が先制したものの、その後に攻撃を作り直せず、反対に智弁和歌山が3回と7回にまとまった得点を作りました。
智弁和歌山-横浜|当時の予想
本命:横浜
信頼度:C
予想スコア:横浜 5-3 智弁和歌山
横浜はここまで4試合で47安打28得点。すべての試合で5点以上を取り、一度攻撃が止まっても、中盤以降にもう一度まとまった得点を作っていました。
一方の智弁和歌山も、敦賀気比戦では終盤に追いつき、仙台育英戦では初回5点の後にも複数の回で追加点。攻撃を一度止められても、別の時間帯から得点できることが特徴でした。
基本得点レンジは、横浜4~7点、智弁和歌山2~5点。
かなマネPOINTは、「横浜が中盤以降に二度目の得点機を作るのと、智弁和歌山が終盤に攻撃を作り直すのでは、どちらが先になるか」でした。
試合結果|智弁和歌山が7-1で決勝へ
| 学校 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 横浜 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 智弁和歌山 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | × | 7 |
結果は智弁和歌山7-1横浜。
横浜本命・信頼度Cの予想は外れました。
横浜は初回に1点を先制しましたが、2回以降は無得点。4~7点と見ていた得点レンジにも届きませんでした。
反対に智弁和歌山は3回に4点。楠本龍生の3ラン本塁打などで一気に逆転すると、7回にも3点を追加しました。
横浜は「二度目の攻撃」を作れなかった
この試合で最も大きく外れたのは、横浜が中盤以降にもう一度まとまった攻撃を作ると見たことです。
横浜は初回に先制。ここまでは、試合前に想定していた流れに近い入りでした。
しかし、その後は智弁和歌山の和気匠太を捉えられませんでした。
和気は8回を投げて4安打1失点。横浜打線に連続出塁をほとんど許さず、初回の得点後は試合を完全に落ち着かせました。
横浜は大会4試合すべてで、中盤以降に二度目の得点機を作っていました。その再現性を高く評価していましたが、この試合では初めてその形が成立しませんでした。
智弁和歌山は一度止まった後、7回にもう一度動かした
一方の智弁和歌山は、3回に4点を奪った後、4回から6回までは無得点でした。
横浜も織田、小林鉄三郎らをつなぎ、一度は試合を落ち着かせています。
それでも7回、智弁和歌山は再び打線をつなぎ3点を追加。3回だけの集中打で終わらず、別の時間帯から得点を作り直しました。
試合前に置いていたPOINTでは、横浜と智弁和歌山のどちらが先に「二度目の攻撃」を作るかを見ていました。
実際には、横浜は初回の1点で止まり、智弁和歌山は3回の4点に加えて7回にも3点。この差がそのまま7-1という結果につながりました。
現在のかなマネInsightから振り返る
なお、ここからは当時から現在と同じ言葉で評価していたわけではありません。現在のかなマネInsightから改めて振り返ったときに、そう整理できるという意味です。
この試合から特に残るのは、それまで何度も再現できていた勝ち方でも、相手の投手がその入口を止めると成立しないことがあるという点です。
横浜は今大会、最初の得点後にもう一度走者をため、追加点を作ることで勝ってきました。
しかし智弁和歌山は、和気が初回の1点だけで抑え、その後の連続出塁を許しませんでした。
反対に智弁和歌山は、3回の4点で一度攻撃が止まっても、7回にもう一度得点を作っています。
予想では横浜の「攻撃を作り直す力」をわずかに上に見ましたが、実際にはその部分で智弁和歌山が上回りました。
この試合からは、過去数試合で何度できたかだけでなく、今回の相手がその得点の入口をどこまで消せるかまで見る必要があると整理できます。
横浜にとっては大会初の敗戦でしたが、かなマネにとっても、強い再現性を持つチームほど「その再現性を止める相手側の条件」をより細かく見る必要があると分かった試合でした。