大分商-英明|2回戦・予想と試合分析【2026年夏の甲子園】

2026年8月13日、夏の甲子園2回戦で、大分商(大分)と英明(香川)が対戦しました。

このページは、大会前に公開した予想をもとに、試合終了後の結果と試合内容を加えて再構成したものです。

当時の予想はそのまま残しながら、「なぜ英明を本命としたのか」「3-1前後と見ていた試合が、なぜ最後に6-1まで広がったのか」を振り返ります。

大分商-英明|当時の予想

本命:英明
信頼度:B
予想スコア:英明 3-1 大分商

大会前は、英明を本命としました。

大分商は初戦で日本文理に6-4で勝利。米田から平田へ早めに継投し、序盤に失点しても試合を立て直せる点を評価していました。

一方の英明は、初戦で関東第一に4-1。冨岡が3安打、無四死球、1失点に抑え、相手に走者を簡単に与えない投球を見せていました。

大分商は単打と犠打を組み合わせながら得点するチームです。そのため、冨岡が四死球を抑えれば、大分商が同じ回に複数の安打を重ねる必要があると見ていました。

基本得点レンジは、大分商1~4点、英明2~5点。

かなマネPOINTは、「大分商が、冨岡から安打を同じ回に重ねられるか」でした。

英明が3点前後を取り、大分商の反撃を1点程度に抑える展開を中心に考えていました。

試合結果|英明が6-1で勝利

学校 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 H E
英明 0 0 1 0 0 1 0 0 4 6 7 1
大分商 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 6 3

結果は英明6-1大分商。

英明本命・信頼度Bの勝敗予想は的中しました。

大分商の1得点は事前の1~4点レンジ内。

一方、英明は2~5点とした上限を1点上回りました。

ただ、8回終了時点では英明2-0。ここまでは予想していたロースコアにかなり近い展開でした。

試合を大きく変えたのは、9回の4得点です。

試合の流れ|8回までは英明が少しずつリード

英明は3回、相手の守備の乱れをきっかけに先制しました。

その後は大分商の米田が踏ん張り、4回終了まで1失点。

大分商は5回から平田へ継投します。

これは事前に想定していた投手運用に近いものでした。

英明は6回に1点を追加しましたが、7回、8回は無得点。

8回終了時点で2-0。

大分商は平田を投入することで、十分に逆転可能な点差を維持していました。

しかし9回、試合が大きく動きます。

英明は死球や安打に加え、大分商の守備の乱れも重なって走者を増やしました。

池田の適時打、松原の適時二塁打などで一挙4得点。

2-0から6-0へ、一気に試合を決めました。

松本から冨岡へつなぐ形が機能した

投手面では、事前予想とは少し違う形になりました。

英明は冨岡を先発させず、松本が先発。

松本は5回68球、3安打、1四球、1死球、無失点に抑えました。

6回から冨岡が登板。

冨岡も4回49球、3安打、1四球、1失点に抑えています。

大分商は6安打を放ちましたが、得点は9回の1点だけ。

松本が前半を無失点で担当し、後半を冨岡へ渡したことで、大分商に一度も大きな攻撃を作らせませんでした。

初戦では冨岡が完投していましたが、この試合では冨岡一人に長いイニングを任せずに勝てたことも大きな材料です。

予想で読めていたところとズレたところ

最も読めていたのは、大分商の得点を少なく抑えるという部分です。

事前には、大分商が英明から得点するには、同じ回に安打を重ねる必要があると見ていました。

実際、大分商は6安打を放っていますが、8回まで無得点。

9回に杉山、伊東の連打でようやく1点を奪いました。

つまり、かなマネPOINTとして置いていた条件はかなり試合に表れています。

一方でズレたのは英明の6得点です。

8回までは2点だったため、英明打線を大きく過小評価していたわけではありません。

予想との差が生まれたのは9回。

大分商の守備の乱れが重なり、英明がそこから4点まで広げました。

そのため、最終スコアだけを見て「英明が平田を完全に攻略して6点を奪った」と評価するのは少し違います。

現在のかなマネInsightから振り返る

なお、ここからは当時から現在と同じ言葉で評価していたわけではありません。現在のかなマネInsightから改めて振り返ったときに、そう整理できるという意味です。

この試合で特に注目したいのは、接戦を維持したまま終盤まで進み、相手の乱れが起きた瞬間に点差を広げたことです。

英明は8回まで2得点でした。

大量の安打を重ねて圧倒していたわけではありません。

それでも投手陣が大分商を0点に抑えていたため、焦って攻撃を変える必要がありませんでした。

そして9回、大分商に守備の乱れが出ると、その機会を4得点まで広げました。

一方で注意したいのは、この6得点のすべてを次戦の攻撃力として見ることです。

英明は7安打で6得点でしたが、大分商は3失策を記録しています。

相手が無失策でも3点、4点を作れるのかは、次戦でも確認したいポイントになります。

投手面では、松本が5回、冨岡が4回を担当できたことを高く評価できます。

冨岡を毎試合完投させずに勝てる形が確認できたことで、大会を勝ち上がる上での選択肢が増えました。

この試合から残ったポイント

勝敗予想は、英明本命・信頼度Bで的中しました。

予想スコア3-1に対して実際は6-1。

ただ、8回終了時点では2-0で、試合の大部分は事前に想定したロースコアに近い展開でした。

大きな違いは、9回の4得点です。

英明は相手の守備の乱れを逃さず、池田、松原らの安打を重ねて一気に点差を広げました。

そして投手陣は、松本から冨岡へつないで大分商を1点に抑えています。

この試合から残るのは、「最終スコアだけではなく、どの時点まで接戦だったのか、その後なぜ点差が広がったのかを見ること」です。

6-1という結果だけなら大差ですが、実際には8回まで2-0。

英明の強さは大量得点そのものより、接戦を投手陣で維持しながら、相手が崩れた一度のタイミングを試合を決める得点まで広げたところにあったと考えられます。


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