前回の記事では、2024年の検証を振り返りました。
1回戦は難しかった。
春の数字をそのまま勝敗やスコアに置くとズレた。でも、春ティア上位30は夏ベスト16の14校を拾えていた。
つまり、春ティアは「答え」ではなく、夏を読むための地図として使えそう。
ここまでが、2024年でつかんだ大きな方向性でした。

今回は、その次の2025年を見ていきます。
2025年は、2024年と違って、大会前にベスト16予想も出していました。
なので今回は、全試合の的中率だけではなく、
「大会前のベスト16候補をどこまで拾えていたか」
も一緒に見ていきます。
2025年を整理してみると、かなりシンプルでした。
候補は拾えていた。
でも、最後の重みづけでズレた。
2025年は、そんな検証結果だったと思っています。
2025年の的中率
まず、2025年夏の検証結果です。

全体では、131/171。
的中率は76.6%でした。
2024年の77.8%と比べると、ほぼ同じくらいです。
ただ、中身を見ると少し違います。
2024年は、序盤の難しさが目立った年でした。
一方で2025年は、候補は拾えていたのに、最後の重みづけでズレた年でした。
同じ76〜77%台でも、課題の場所が違いました。
2025年は、3回戦が84.4%。
4回戦も75.0%。
ここまでは、春ティアを軸にした読みがかなり機能していました。
一方で、5回戦は5/8。
的中率は62.5%まで落ちました。
ここは、かなり悔しい結果でした。
春ティア上位30は、夏ベスト16の15校を拾えていた
まず確認したいのは、春ティアそのものです。
2025年の春ティア上位30を見直すと、
実際の夏ベスト16のうち15校が入っていました。

春ティア上位30に入っていた夏ベスト16は、以下の15校です。

上位30外から来たのは、法政二の1校でした。
これは、かなり大きい数字でした。
2024年は、春ティア上位30で夏ベスト16の14校。
2025年は、15校。
2年続けて、春ティア上位30は夏ベスト16候補をかなり広く拾えていました。
ここは正直、かなり手応えがありました。
少なくとも、春ティアの考え方そのものがズレていたわけではなさそうです。
大会前ベスト16予想も、候補としてはかなり拾えていた
次に、大会前ベスト16予想です。
春ティア上位30は、あくまで広い候補圏です。
一方で、大会前ベスト16予想は、実際のトーナメント表に当てはめて
「どの山からどこが出てきそうか」
を見たものです。
2025年は、この大会前ベスト16予想も出していました。
この予想は、見方を2つに分けると分かりやすいです。
「本命だけ」で見るか。
「本命+必要な対抗」まで含めて見るか。
結果はこうでした。

本命だけで見ると、11/16。
的中率は68.8%です。
この数字だけを見ると、少し物足りなく見えます。
でも、2025年の予想では、いくつかの山を
「本命+必要な対抗」
で整理していました。
三浦学苑と藤沢翔陵。
桐蔭学園と法政二。
湘南学院と日大藤沢。
武相と桐光学園。
このあたりは、本命一本ではなく、対抗も必要な山として見ていました。
その対抗まで含めると、15/16。
的中率は93.8%まで上がります。
外したのは、横浜清陵・相模原弥栄の山から星槎国際湘南が来た1枠だけでした。
これは、かなり大事な結果です。
2025年は、全試合予想では76.6%。
でも、大会前のベスト16候補としてはかなり拾えていました。
つまり、課題は「候補を拾えなかったこと」ではありません。
候補は拾えていた。
でも、本命と対抗のどちらを上に置くかでズレた。
ここが、2025年の大きな反省だったと思います。
本命と対抗の上下が難しかった
2025年の大会前予想では、かなり良いところまで候補を拾えていました。
でも、最後に本命へ上げ切れなかった学校がありました。
藤沢翔陵。法政二。日大藤沢。桐光学園。
このあたりです。
たとえば、法政二。
桐蔭学園との山では、法政二を「怖い対抗」として見ていました。
ロースコアになりそうなことも、守備で削る可能性も見えていました。
でも、最後は桐蔭学園を本命にしました。
実際は、法政二が2-1で勝利。
構造は近かった。
でも、勝ち切る側を取り違えた。
これはかなり悔しいズレでした。
桐光学園も同じです。
春ティアでは低めに出ていましたが、夏補正注意の学校として見ていました。
それでも、武相との山では武相本命。
実際は、桐光学園が5-1で勝利しました。
ここも、桐光の復調を本線級に見直すべきだった試合です。
本命と対抗の上下をどう決めるか。
2025年は、ここにかなり課題が残りました。
5回戦以降で、春ティアに寄せすぎた
もう一つの大きな反省は、5回戦以降です。
3回戦は84.4%。
4回戦は75.0%。
ここまでは、春ティアを軸にした読みがかなり安定していました。
でも、5回戦は62.5%。
ここで一気に落ちました。
感じたのは、5回戦以降も春ティアや春評価を強く残しすぎたことです。
5回戦は、ベスト8を決めるラウンドです。
ここまで来ると、春の評価だけではなく、
今年の夏に実際に出ている形をもっと見た方がよさそうです。
川和 vs 平塚学園。
川和は春ベスト8で、守備型としてかなり高く見ていました。
でも、平塚学園は4回戦で14-0。
直近でかなり強い勝ち方をしていました。
予想は川和本線。
実際は、平塚学園が8-1で勝利。
ここは、平塚学園の直近内容をもっと強く見てもよかったと思います。
日大藤沢 vs 桐光学園もそうです。
桐光学園の復調を重く見て、桐光本線にしました。
でも、日大藤沢は直前の上溝南戦で10-0。
かなり強い内容を出していました。
実際は、日大藤沢が6-4で勝利。
ここも、日大藤沢の直近内容をもっと評価してよかった試合でした。
2025年は、4回戦までは春ティアを軸にする見方がかなり使えそうでした。
でも、5回戦以降は少し違う。
ベスト16に入った後は、春ティアよりも、
その夏に実際に出ている形
をもっと重く見る必要がありそうです。
2024年と2025年を比べると、課題が少し見えてきた
ここまで、2024年と2025年を見てきました。
2年分を並べると、かなり見えてくるものがあります。

こうして見ると、春ティア上位30はかなり強いです。
2024年は14/16。
2025年は15/16。
つまり、夏ベスト16候補の母集団としては、かなり拾えていました。
ここは、かなり意外でもあり、手応えでもありました。
ただし、課題もはっきりしています。
2024年は、1回戦の信頼度Cカードが難しかった。
春数字をそのままスコアにしてしまうとズレた。
2025年は、候補は拾えていた。
でも、本命と対抗の上下でズレた。
そして5回戦以降で、春ティアに寄せすぎた。
つまり、春ティアを作ること自体よりも、
春ティアをいつ、どのくらい重く見るか
が大事になってきます。
ここが、2年分を整理して一番残った感覚です。
2025年は、候補は拾えていた年だった
2025年は、春ティアが外れた年ではありませんでした。
春ティア上位30には、夏ベスト16の15校。
大会前ベスト16予想も、本命+必要な対抗まで含めれば15/16。
候補は、かなり拾えていました。
だからこそ、反省は次の段階にあります。
候補を拾うこと。
その中から本命を選ぶこと。
大会が進んだあとに、直近内容へ切り替えること。
この3つは、似ているようで少し違います。
2025年は、そこがかなりはっきり見えた年でした。
候補を拾うことと、本命に置くことは違う。
そして、4回戦までの見方と、5回戦以降の見方も違う。
2025年で見えたのは、まさにそこでした。
2024年で、大きな方向性が見えた。
2025年で、その運用のズレが見えた。
では、この考え方は別の年でも使えるのか。
次回は、当初の予定にはなかった2023年を追加で見直していきます。
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